猫と子供とついでに私

猫2匹と子供3人とついでに私(&夫)の、てんやわんやの日々。

猫を飼うと決めた日2ー苦戦する新たな猫探しー

我が家の家族構成はこちらから

 

前回、猫を飼うきっかけになった、1匹の猫との出会いと別れについて書きました。

前回のブログはこちら↓

nekokodo.hatenablog.com

 

今回はその続きです。

 

悲しみを引きずっていたタロさん(長男)は、

その日は習い事のスイミングがあったけど、引きずりすぎて着替えることもできず、

更衣室でも泣きだしてしまいました。

 

しょーーーーーじきに言うと、偶然の出会いがあったからこそ、

「この子を飼おう!」と決心はできたものの、これから新たに探すのであれば、

やっぱり後1年は待った方がいいんじゃないか、と心のどこかで少し迷っていた私。

 

でもこんな姿のタロさんを見て、その気持ちには蓋をしました。

タロさんだけではなく、オトさん(夫)も私も、揃えた猫グッズを見るたびに、

白猫ちゃんのことを思い出し、辛い気持ちになるだろうしね。

 

「我が家に来てくれる縁のある猫ちゃんを見つけよう!!」

決意新たに、その日は就寝しました。

 

次の日は週末、再び家族みんなで猫屋敷へ

インターホンを押し、黒い子猫ちゃんを捕まえれそうかどうか試してみますと、おうちの人に話しました。

 

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黒猫ファミリー

エサや猫のおもちゃなどを持っていきましたが、

さすがはバリバリ警戒中の黒猫ちゃん、

どんな猫でも夢中になると噂の、魅惑のおやつ「ちゅーる」ですら、

私達が近くにいたら食べようとしません。

少し離れたり、捕まえられない安全なところでは食べるものの、

やはり触れる気配すらなく。

 

おうちの人に

「これだけ警戒心が強くて、親も兄弟もそばにいるのなら、子供がいて賑やかな我が家にくるよりも、多少危険があっても、このまま野良猫として生きていったほうが幸せなのではないか」

という話をしました。

(余談ですが、野良猫の寿命は、およそ3~5年程度と言われているそうです。

家猫に比べるとなんと短いことか。野良の世界の厳しさを感じる・・・

でも何をその猫の幸せとするかは、単に寿命だけで測れるものではないな、と思います。)

 

おうちの方も納得してくださり、

「せっかくいい飼い主さんの申し出があったのにねぇ、この子たちも勿体ないことするわねぇ~」

と言っていました(笑)

 

タロさんにも事情を話すと、さすが理解力のある優しいタロさん。

今回は泣くこともなく、あっさりと納得してくれました。

 

そうして、私達は新たに里親募集の猫ちゃんを探すことになりました。

 

 

まずは里親探しのサイトを色々見てみるんですが。。。

 

ほとんどがボランティア団体が出している募集でした。

 

正直・・・なんというか・・・・微妙な感じでした💦

私の住んでいる地域の団体がそうなだけかもしれませんが、書き方が高圧的で、

はっきり言ってしまうと、

 

めっちゃ感じ悪いやん(ぼそっ)

 

 

書いてることは至極全うだし、全然おかしくないのです。

飼い主の責任として当たり前のことを書かれているだけなのですが、

「え、あなた達里親さがしてるんじゃないの?

なんでそんな書き方するの??

せっかく里親になろうとしてる人も、それじゃ逃げてくやん!」

と、私もオトさんもびっくり!!

 

他にも、

・小学生以下の子供がいたらNG

・独身男性NG

・働いていて留守番が5時間以上のところはNG

・2週間に1度定期連絡必須

等々、厳しい条件を提示してくるところも・・・

 

え?この条件、むしろ誰が飼えるの!?( ゚Д゚)

セレブ?セレブだけなの?(笑)

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私が考えるセレブ像(どうでもいい)

 

里親募集には、虐待目的の人や、可愛いからと安易にもらって捨ててしまうような人も実際に来るらしく、条件を厳しくしたり、心配になる気持ちもよぉぉぉくわかります。

 

でも・・・キビシすぎない??

これは、ペットショップに流れてしまうのもわかる気がする。

 

殺処分の頭数が減らないのは、ここにも問題があるんじゃないの・・・?

 

すこし保護猫界の闇を垣間見たような気がしました・・・

 

※もちろん、ボランティア団体の苦労はすごいだろうし、ボランティアであんな大変なことをやっているなんて、頭が下がる思いですし、尊敬します。

※そして全ての団体がそういうめちゃ厳しい条件を提示していたり、高圧的なわけではないです!

※ちゃんとその人と成りを見て判断してくれる素敵な団体もたくさんあると思います。

 

 

ましてや我が家は、小さい子もいるし、おそらく条件的には厳しいはず。

もしここからもらえたとしても、何かと厳しいことを言われ、

嫌な思いをしそうだなぁという未来が容易に想像できてしまい・・・

 

とてもではないですが、ここからもらう気にはなれませんでした。

 

なんで猫ちゃんを家族に迎える素敵な日に、嫌な思いをしなければならないのか^^:

できれば、嬉しい気持ちのまま迎えたいー。

 

オトさんも私も気持ちは一緒でした。

 

一般の方が募集しているものもありましたが、

大体は成猫か、2匹一緒にもらってほしい、というものでした。

 

オトさんは「2匹一緒でもいいんじゃない?」と言っていましたが、

猫1匹飼うのにも、かなりの覚悟が必要だった私。費用も倍だし

2匹一緒なんて、むりむりっっ!!( ゚Д゚)

(今の事実を知ってる方からしたら、「何言ってんのw」ですが)

 

成猫でもよかったんですが、我が家は子供三人いてにぎやかなので、

育ってきた環境によってはそれがストレスになりそうだなと。

小さい時から一緒の方が、適応しやすいようです。

また、長生きしても猫は人間より寿命が短いので、少しでも長く一緒にいたい気持ちもあり、子猫を希望しました。

 

そうすると、譲渡可能な対象エリアでは、条件に合うものが中々見つからず^^;

 

それじゃあ、SNSはどうだろう?

猫を保護している人が直接里親探しをしてないか、検索してみることに。

すると、比較的近くで猫を保護し、里親を探している方をいくつか見つけました。

 

「おぉっ、あるやんあるやん」

 

その中でも、3匹の子猫兄弟を保護した、対応がしっかりしてそうな方に連絡を取りました。

 

こちらの家族構成や住まいなど、諸々やりとりをし、私達は向こうが提示する条件をすべて承諾。

「子猫の間は、安心して過ごせるスペース(ケージなど)を用意してください」

ということで、購入も検討しましたが、置きたいスペースにちょうど合うサイズがなく、週末にホームセンターへ行き、オトさんとタロさんが、案を出し合って、ケージを自作しました。

それがこちら↓

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自作のケージ

 

こちらは全て準備し、子猫3匹は、私達を含む3家族にそれぞれ譲渡する予定で、お話が進んでいました。

猫ちゃんの写真をみながら、いつおうちに来るかみんな楽しみにしていました。

しかし、相手側は、子猫達をとても可愛がっており、やはりこちらに小さな子供がいることを気にしている様子でした。

 

それならと、少しでも安心してもらえるように、

今までの経緯(主に前回ブログで書いたような内容)と、

子供たちやオトさんのそれぞれの性格など、

長文を夜中に3時間ほど作成&推敲して、翌日送りました。

 

「猫を迎え入れるご家庭として、とても十分であることは、ちゃんと伝わっていますよ。」

といった感じの言葉をいただき、ほっと一安心。

 

・・・・が、そこから4日ほど連絡が取れなくなりました。

心配していると、突然、お断りの連絡がーーー

 

「大変申し訳ないですが、近所で兄弟3匹まとめて引き取ってくれる方が見つかり、そちらに譲渡したい」と。

 

まーーーじーーーかーーーー!!( ;∀;)

 

いや、返事が来なくなった時点でちょっと予想してたけれども。

うわーショック・・・

あんなにやりとりに時間費やして、ケージまで用意したのに・・・

 

ていうか、タロさんになんて言おう・・・

ずーっと猫ちゃん来る日を待ちわびてたのに・・・

あんなに頑張って、猫ちゃんが喜んでくれるように考えながらケージ作ったのにな。あーぁ。

 

心の傷にならないか心配・・・・orz

 

 

タロさんが学校から帰宅し、またまたつらい事実を伝えることに。

今回も慎重に、そして前向きに話すように気を付けました。

 

「猫ちゃんね、うちに来れなくなっちゃったんだって。

猫ちゃん3兄弟だったでしょ?

保護してくれてる人の近所にね、3兄弟まとめて面倒見てくれる人が現れたんだって。

タロさんも3兄弟だからわかると思うけど、兄弟が別々に暮らすより、みんな一緒に暮らせた方が幸せじゃない?

だからママも辛いけど、猫ちゃんの幸せのために、今回はあきらめよう。」

 

 

タロさん、号泣ーー(2週間ぶり2回目)

 

 

あぁ、デジャブ。

そうだよね、辛いよね。ずーっと楽しみに待ってたもんね。

いくらでも泣きなさい。

いやーママも辛いよ、振出しにもどっちゃったよ。

こんな思いするなら、もうペットショップで買った方がいいじゃないだろうかー。

 

次回、初の譲渡会へ、に続く。

(長くてごめんね、てへぺろ

 

最後に補足:

誤解が無いように説明しておくと、保護主さんはとても迷って家族で議論した上で、猫の幸せを一番に考えてこの決断をしました。

私達にも、とても申し訳なく思っており、息子の心の傷も心配してくれました。

私としてはショックではありましたが、恨んではいませんし、しようがない選択だったと思っています。