猫と子供とついでに私

猫2匹と子供3人とついでに私(&夫)の、てんやわんやの日々。

猫を飼うと決めた日6(完)ー苦労を乗り越えてー

前回、トライアルスタートして5日目で骨折し、救急に運ばれたゆべさん

骨折した子猫と、小さな子供達との過酷な生活が始まりました。

 

前回のブログはこちら↓

nekokodo.hatenablog.com

 

初めから読む方はこちら↓

nekokodo.hatenablog.com

 

 

次の日の朝、ケージから出したゆべは、

走るわ、段差に飛び乗るわで、全然じっとしてないww

 

痛くないのか!?

 

さらに一緒に遊びたいすあちゃんがじゃれつき、これでもかと言うほど骨折した足を動かす!!

 

いゃぁぁめてぇぇぇ!!( ;∀;)

 

兄弟で飼うとこにして良かったと心の底から思うけど、この時ばかりは2匹いることが裏目に・・・(T_T)

 

 

というわけで、ゆべはできる限りケージで過ごすことに。

(「ケージレスト」というらしいです。

骨折した猫ちゃんをケージで安静に過ごさせること。)

 

まだかかりつけ医を決めてなかったので、近所の評判がいい動物病院の中で、去勢・避妊手術の値段を調べた上で、「ここ!」というところを決める。

 

この動物病院、土日祝日もやっているし、電話が繋がれば夜間でも見てもらえるらしい。

時間外診療料金も取らないそうな。すごいな。

最初から知っていればここで見てもらえたのになぁ。

 

(ちなみに前回の夜間救急は12000円ほどかかりました。

経過観察でこちらの病院でレントゲンを撮ったときは3500円ほど。)

 

ペットホテルやトリミングもやってるし、とにかく評判が良かった。

あとなぜか、去勢・避妊手術が他の病院の半額近い値段でやってくれる。

今後も何かと費用がかかるので、これはありがたい。

 

子供たちを学校・幼稚園に見送った後、

サブちゃんと2人で動物病院に。

 

・・・てか、サブちゃん連れてって大丈夫かな?

大人しく待ってくれたらいいけど、待ち時間長いと辛いな・・・

病院に来る他の動物が、子供苦手な場合もあるだろうし、

大きな声とか出さないように気を付けなければ。

↑動物好きの方が子供に抱く警戒心の強さを、まだ引きづっている^^;

 

病院へ到着。

昨日の救急でもらった、レントゲン写真のデータと診断書を渡して、受付。

 

「お誕生日はいつですか?」

「保護猫ちゃんなので分かりません。」

「生後3か月ほどなので、8月の中から好きな日にちを決めてください。」

 

え!?今!?Σ( ゜Д゜;)

 

誕生日決めるの!?

オトさんの相談なしに!?

(私は、あまりこだわりがなく適当人間のため、だいたいこだわり派のオトさんにお伺いを立てます。笑)

 

「・・・じゃあ8日で・・・」(8/8なら忘れないためw)

 

※しかし、帰ってこの話をオトさんにしたら

「月齢的に絶対後半やろ」

と突っ込まれたので、後日8月20日に変更しました(笑)

 

 

待合室には誰もいなかったので、

「すぐ見てもらえるラッキー!」と思ってたのですが、

現在診察室に入ってる方が長い長い^^;

 

その間、他のお客さんも何人か来て、サブちゃん大丈夫かなぁと思っていましたが、

他の動物に駆け寄ることもなく、大人しくソファーに座っていました。

むしろ、子供好きの犬が、サブちゃんにわんわん吠えてとびかかろうとしていた(リードで繋がれていたので届かなかったw)のに対し、「こわいこわい」とおびえるサブちゃん。

 

そのワンちゃんが帰ってからも「こわかったねぇ」とずっと言ってましたw

 

しかし、あまりにも待ち時間が長かった!

結局40分以上待たされることに。

後半、さすがに暇を持て余したサブちゃんは、暴れだしそうだったので、携帯でYoutube鑑賞^^;

 

やっと呼ばれて診察。

優しくて丁寧な男の獣医さんでした。

 

先生の見解は、やはり昨日の救急の先生と同じ。

 

「2週間はとにかく安静にして、このまま自然にくっつけましょう。

2週間後にもう一度レントゲンを撮って、経過を見ます。

その時、骨がいがんでくっついてしまっているようなら手術になります

そうする別の病院で入院が必要だし、費用も何十万とかかります。」

 

ひいぃぃぃ。

 

「子猫ちゃんなので、手術は避けたいですし、できるだけケージで過ごしてください。」

 

「ずーっとケージに入れて、ストレスとか大丈夫でしょうか。」

 

「ストレスが溜まっている様子なら、少しだけ出してあげてください。

ジャンプなどはあまりしないように見守っててくださいね。

まぁ本人も痛いだろうし、走り回ったりジャンプしたりしないだろうけど」

 

「いや、すでにめっちゃしてます(笑)」

 

先生も苦笑いw 

ゆべのワンパクさをなめないでいただきたいw

 

「完全に骨がくっつくのには1か月ほどかかります。」

 

1か月かぁ~!!きっついな!!

今日のあの様子だと、1か月安静なんて、ゆべには不可能のように思えました。

 

とはいえ、手術になってしまったら、もっともっと大変になることは明確!

ゆべのためにも、とにかく安静に!!!動かない!!!ケージレスト!!!

 

そして、この日から鬼のような母が始まります(笑)

 

ケージのステップをはずし、とにかくゆべはケージで過ごしました。

お外に出すときは、すあと一緒に出すと、すぐにじゃれあいがはじまるので、

逆にすあをケージに入れて、二人で暴れないようにしました。

 

本当に仲良しの二人なので、心が痛い・・・

ごめんよ・・・

 

その代わり、ケージの中には暴れまわるスペースはないので、

二人一緒にいれてあげることもありました。

 

 

f:id:campsan:20210106141722j:plain

ケージの中で寄り添う2匹



このころから、子供たちにも変化が訪れました。

 

・・・悪い意味で。

 

そう、最初こそ、遠慮がちで様子見だった子供たち

優しくなでる程度だったのが、ゆべは全然逃げないし、引っかいたりもしないし、

みんなどんどん触りたがります

 

すあもだんだん慣れてきて、隠れることはなくなったし、

抱っこされるととても大人しい

「ゆべは足を怪我しているので、抱っこ禁止!」と言っていたので、

みんなすあをとにかく抱っこしたがる。

 

遠慮がなくなったことにより、ジロ君とサブちゃんは目に見えてふれあい方が横暴になってきました

 

特にサブちゃんは、まだ2歳。

本能の赴くまま生きているので、

 

・猫を走って追っかける。(一緒に遊びたい)

・猫の足をつかんだり、押さえたりしてしまう。(逃げてほしくない)

・猫にキックする(「キーック!」と言いながら優しめですが・・・本人は遊んでるつもり)

・猫の上からのしかかろうとする(もふもふに顔をすりすりしたい)

・猫を落とす(抱っこしてて、暴れた猫が落ちてしまう)

 

 

とにかくやべぇ。(冷や汗)

 

いくら言っても直る気配なし。

野良猫を優しくなでてたあなたはどこいったんや!!笑

 

しかし、()で書いたように、サブちゃんはサブちゃんなりの理由があります。

決して猫が嫌いなわけではなく、好きすぎる上での行為なのです。

 

そこから、本当に目が離せなくなりました。

自分のトイレに行くタイミングすらも見計らってたくらい。

 

この時ばかりは、いっそのこと嫌なことされたら、猫ちゃんも遠慮なく引っかいたりかぶっと噛んでほしいと心から思いましたw

 

こうなると、唯一安心して家事ができるのは、猫が2匹ともケージに入ってる時だけ。

 

元々、私がキッチンに入ると、すぐに流し台に来てしまう2匹。

食材はつまみ食いするし、包丁やら火やら危なくて料理ができない。

さらに、食卓で何か食べていると、すぐに寄ってきて食べようとします。

小さい子供たちはまだ食べこぼしが多いから、床に落ちたものも危険。

 

人間の食べ物には、猫にとって毒なものもあります(玉ねぎとか)

1日3回の料理&食事と後片付け中は、最低限ケージに入れておかないといけません

 

そうすると、それだけで結構な時間ケージで過ごすことになるので、

それ以外は出してあげたい。

 

しかし、そうすると本当に何もできねぇ!!!

 

来て5日目でトライアル中の猫が骨折してしまった私は、 

・猫は思ってたよりも脆い。(あの高さで落ちただけで骨折してしまう)←運が悪かっただけなのですが

・今回は事故だったけど、もし子供が猫にケガをさせてしまったら、もう一緒に住む自信を無くしてしまうし、自分を責め続けてしまう。

・ゆべの骨折がゆがんで手術になるのは、絶対に避けたい。

 

などなど、思いが膨れ上がり、

とにかく猫と触れ合うときは、子供たちから目を離さない

危ない行為の時はすぐ注意

いくらいってもやめないときは厳しく叱る

もう完全に猫のモンペ(モンスターペアレンツとなりました・・・

 

 

そうなると、最悪なことに、私が厳しく怒ることによって、

子供たちはだんだん攻撃っぽくなってしまいました。(長男は除く)

 

あまりにもうまくいかない、いっぱいいっぱいの毎日に、

2度くらい私はパンクしてしまい

ぶあぁぁぁと泣き出してしまいました。(割とめずらしい。)

 

 

あ・・・これ、なんかデジャブだ。

 

そう、ジロ君が2歳・サブちゃんが0歳だったころ、

ジロ君が小さい子に対して、攻撃的になった時期がありました。

 

何もされていなくても、とにかく目が合っただけで、相手の子をどーんと押したり、

手が出る。

自分より大きい子にはやらないのです、弟を含む小さい子に対してだけ。

 

いくら言っても聞かず、まったく直らない。

いつの間にか私は、小さい子が来る集まりに行くのが怖くなり

幼稚園の懇談や講義に参加しても、他の子の弟妹がいるので、

先生や他の方の話をロクに聞くことができず、

常にジロ君のそばで見守り、手を出す前に止める。

をひたすら繰り返していました。

 

みんなの前で話す機会があるときは、思わず涙ながらに状況説明して謝ったなぁ~・・・

 

弟へのやきもちから来ていることは明確でした。

 

そんな時、母から

「怒り方が甘いのではないか。もっと厳しくせな。」

と言われ、いくら言っても直らないジロ君に対し、

「そうなのかなぁ・・・私が甘いのかなぁ」

と思ってしまったことがありました。

 

そして、言われた通り、厳しくした結果、

 

 

なんてことでしょう。

めちゃめちゃ悪化しました(笑)

 

 

そうだよね・・・

小さい子が優先されて、自分が後回しになっていることに対してそういう行動を起こしてしまっているのだから、厳しく怒られたら悪化するよね・・・

 

そこから辛抱強く、できるだけジロ君の相手をするように心がけ、ダメなことはダメだよ、と教えつづけ、幼稚園の送り迎えや集まりの際は、できるだけジロちゃんから目を離さないように気を付けました。

 

当時はとても苦労しましたが、

今ではすっかり、小さい子が大好きだし、弟とも仲良く遊んでいます。

 

 

話は逸れましたが、私は今回の子供たちの行動が、この時とかぶってしまったのです。

 

 

あ、だめだ。

厳しく怒ることは逆効果だ。

 

 

とにかく今はすぐ直らなくても、根気よく教えていかないといけない時だ。

 新たに猫を迎え入れる時、先住猫ちゃんがいる時は、先住ちゃんを優先するのに、

私が子供たちを優先しなくてどうする!!

 

そこから怒ることはできる限り避け、

間違っているときは正しいやり方を教える。

正しくできたときはこれでもかと褒める。できる限り褒めて終える。

を繰り返し行いました。

 

そして自分が見守れず、猫達の安全が確保できないときは、子供たちと離す

でも、できるだけケージばかりにならないようにする。※骨折中のゆべは除く

(ここらへんに関しては、色々やり方を考えました。

また、一緒に暮らしていく上で考え方を改めたので、別のブログにまとめます。

小さい子どもがいるご家庭で、猫を飼うことを考えている人の参考になれば。)

 

 

とにかく毎日が試行錯誤でした。

気づけば骨折から1週間が経っていました。

 

 

今度はゆべに変化が現れました。

ケージから出したときに、ひどく暴れるようになったのです。

ティッシュを掻きむしって出したり、人に爪を立てたりするようになりました。

 

これは明らかにストレスだな・・・。

 

オトさんは「骨折も心配だけど、このままケージに入れておく方が俺は心配。できる限り外に出した方が、ゆべのためにもいいのではないか

という意見でした。

 

この出来事から、私はさらに悩みしました。

 

体の安静を取るか、心の安静を取るかーーー。

 

骨折後1週間で、どの程度動いても大丈夫なんだろうか・・・

 

骨折して自然治癒した猫の、経過が書かれているブログがないか探しましたが、

大体の骨折した猫ちゃんは手術を施しており、なかなか見つからない。

 (この時、ブログを書こうと決意しました。)

 

猫を飼っているお友達にも話を聞いてみたところ、

偶然にも骨折して手術した子がいました。

その飼い主さんは

「結局手術してボルトで固定したし、いまもそのままの状態になっているんだけど、果たしてそれが本当によかったのか、今でも考える。手術後しばらくは、本当に歩かなくなったしエサも食べなくなったし、大変だった。自然に生きてる野良猫ちゃんたちは、手術なんかしなくても自然治癒するわけだし、多少骨がいがんでくっついたとしても歩けなくなるわけではない、ましてや家で飼われているんだから、餌に困ることもない。手術までする必要があったのだろうか。

と言っていました。

 

また、おそらく交通事故で、骨がかなりいびつに骨折してしまった野良猫を自然治癒させた獣医さんの記録を見ましたが、それでも骨は再生され、多少はいがんでいるものの、自然に生きていくのにも問題ない回復をした、というものを見たり。

 

ゆべにとって、このまま無理にケージレストさせるよりも、

もう少し自由にさせた方がいいのかもしれない。

万一、骨が歪んでしまっても(程度にはよるし、獣医さんとは要相談だけれども)、このまま自然治癒させた方が、子猫で骨もまだ発達途中のゆべにはいいのかもしれない。

 

そんな風に考えるようになりました。

※あくまでも個人的な考えで、それを推奨するものでも、医療的見解なわけでもありません。 

 

それからは、ゆべをケージから出す時間を増やしつつ、子供たちと一緒に仲良く暮らしていける道を模索しながら過ごしていきました。

 

トライアルから2週間経過し、

猫は骨折してしまったものの、その時の対応の早さに、保護主さんも安心して託せると思っていただけたようで、

 

無事正式譲渡となりました。(パチパチパチパチ)

 

 

その後、骨折から2週間が経過し、

再度病院でレントゲンを撮りました

 

すこしだけ歪みはあるものの、仮の骨もできてきてるし、このままくっつけば大丈夫でしょう、ということでした。

本当によかった( ;∀;)

(骨折の経過については、別ブログにまとめたいなと思っています。)

 

その後、ゆべは普通に歩いたり走ったり、ジャンプしたり、

ケージのてっぺんやレンジフードの上に登ったり

やんちゃを繰り返しました(笑)

今ではすっかり元通りです!!

f:id:campsan:20210106144833j:plain

君、骨折してるんだよね?笑


 

1月後半に去勢手術を控えているので、その時に再度レントゲンを撮って最終確認をする予定です。

 

というわけで、6回にわたって書いてきた「猫と飼うと決めた日」。

これにて完結です。

 

長かった。想像の3倍以上かかった。

皆さん長いことお付き合いありがとうございました。

 

正直全然書ききれてません(笑) 

描きたいネタがまだまだいっぱいあるので、

これからもよろしくお願いします♪ 


f:id:campsan:20210107043924j:image

現在の仲良し兄弟

 

facebookで投稿した記事しか見てない方が多いと思うので、再掲載。

猫用twitterアカウントあります。

最近の猫様の写真が見れます。ご自由にフォローください。

きゃんぷ@猫と子育てアカ (@GaiZiCoa0JBt4uL) | Twitter

 

インスタね・・・うん・・・やるよ。やる気はあるよ・・・